何をしたいかを実現するのが、会社という箱
会社とは、自己実現するための箱である。
先日このようなことを聞きました。
実現したい自分(達成したい事・将来の夢)
↑ 経験・成長
会社A(志望理由・この会社でこそしたい事)
↑ 入社
今の自分(できること・学生時代頑張った事)
図にするとこのような形です。
会社は究極的には、自己実現のためにある。
社長のため、会社のためももちろんあるが、自分の欲望がなければ続かない。
もしくは、自分の意志を持って動けないやつと判断される。
それでは入れない。
お話してきれた人は、就活生についてこのように語りました。
面接では、志望理由で会社のいい所を言う人は多い。
自分のできる事を活かせそうというアピールをする人も、数は減るがいる。
しかし、自分の達成したい事の過程に会社があると捉えている人は、ほとんどいない。
みんな会社に入ることがゴールであり、そのための志望理由を言ってくる。
もっと、自分のなりたい姿や夢をはっきりと持って、この会社で経験したい事・身につけたい事を探してみてほしい!
それが、「この会社でこそ、自分がしたい事」を見つかるきっかけになると思う。
このように言われました。
よく「なんで同じ業界でうちにしたんですか?」「うちでしかできない事ある?」とか聞かれて時、「この会社でこそしたい事なんてないだろ!」とずっと思っていました。
事業内容なんて似たり寄ったりですし、世界1の企業以外、そこでしかできないことなどないと考えていました。
それは間違っている点がありました。
その会社で、自分だからこそしたい事を伝えるべきだったのです。
たしかに事業内容や企業規模は誰にとっても変わらないですが、「実現したい事・なりたい人間像」は10人10色です。
毎週、土日はきっちり休んでキャンプをする。」とか「年収1000万円稼いで、いい家に住む」とか「専門性をつけて、市場から求めれれる人材になる」など様々です。
このような自分が実現したい事に対して、その会社を通して近づけるかどうかを見極めて返答すべきだったのです。
同じ業界や同じ規模の会社でも、自己実現に会社Aでは近づけるが、会社Bでは反対方向に行ってしまうみたいなことも起こりうるそうです。
自分の音楽性分かってますか?
僕はこの方のお話を聞いて、音楽性の違いで解散するバンドのようだと感じました。
自分はジャズロックのプロを目指しているのに、アニソンばっかりつくるバンドに入ってしまえば、いくら成功やお金が手に入ってもいつかは壊れる関係でしょう。
しかし、どんなジャンルでもいいから音楽でとにかく稼ぎたい人にとって、そのバンドは魅力的かつ自己実現ができるバンドであり、長く続くでしょう。
しょうもない例えですが、これに近い関係が会社と自分の間で発生するのでしょう。
自分の進む道を定める事からスタートするのも良いかもしれません。
それでは。