してみたブログ

してみたブログ

【毎日更新】人生2回目の就職活動を謳歌している私が「してみたこと」「感じた事」「伝えたい事」を独自の視点で、勝手に、わがままに語っていきます。

GDで大失敗した私が、無敵状態に進化できた方法を紹介させてほしい。

優秀な発言者を目指さない=無敵状態になれました。

f:id:reblog2:20170520115443j:plain

私は約1年以上就職活動していますが、GDの通過率は80%以上です。        正直、論理的に考えるのが好きなこともあり、結構得意です。           しかしながら、1回だけ大失敗したことがあります。

その失敗から学んで、意識改革を行い、優秀な発言者を目指さないことようにしました。これでGD無敵状態になれました。

最近、就活本を読んで少し違うなと思ったりすることがあったので、自分なりのGDに立ち向かっている方法論を言語化してみたいと思い、この記事を書くことを決めました。
もし悩んでいる人の参考になったら嬉しいです。

 

そもそもGDって何なのか?

学生が4~7人ほどのグループになり、時事ネタや就活について学生の立場として議論したり、時には社員の立場となって事例の解決策を考えることを、設定された時間の中で行う事です。

グループ・ディスカッションとは、複数の被験者による討論のことをいう。集団討論ともいう。

概要としては、複数の被験者を集め、特定のテーマについて討論してもらうものである。多くの場合で時間制限がある。

これらは、議論の中身が結果として注目される場合もあるが、議論の過程や被験者とそのコメントが注目される場合(人物試験など)もある。

(引用元:グループ・ディスカッション - Wikipedia

終わり方のパターンとしては、グループで1つのアウトプット(紙に書く・代表者が発表・全員でプレゼンテーションなどなど)をするタイプと、個人個人で意見を発表するタイプの2つがあります。

今回は、グループで1つのアウトプットをするタイプのGDに焦点を当てたいと思います。(こちらの方が圧倒的に多いです。)

 

どんな失敗したの?

私の失敗を一言でいうと、全然話が進まないのにイライラして、自分の意見を押し通そうとしてしまいました。

もちろん上手くはいかず、発表後に選考官にぼろくそに言われました。そこでGDは共同作業であり、自分が優秀な意見を言っている人になる必要がないことに気づきました。

 

対策は?

細かなテクニックはたくさんあるのですが、その中でも特に気を付けている事を5つ紹介したいと思います。

共通して意識しているのはチームメイトの「信頼」を貯金することと、優秀な発言者になろうとしない事です。

【1】 自己紹介で共通点を探す

これは議論が本格的に始まる前、待ち時間にするといいと思います。

GDで重要になるのは「味方の数」です。チーム全員を味方にして一丸となって取り組むのが最高のパターンです。

まずは、隣の人と共通点を探し、自分の意見や指摘を肯定的に受け入れてくれる人をつくるようにしています。だいぶ打ち解けたら、他の人に話を振ります。

それを繰り返すことで、少しずつ「本気で話し合える人」を増やしていくように気を付けています。

【2】論点の整理をする

グループディスカッションをしていると、必ず論点がずれていきます。

ある2人が意見をぶつけ合ったり、1人が熱弁し続けたり、全員で話しているけどお互いの言っている事を全く理解していない。これではヤバい。

そのように議論が白熱したときこそ、自分はバトルしないことを大切にしてます。

「今回の議論の目的なにか。決めなければいけないことはこれだよね。今何について話しているのか。結論、何が伝えたいのか。」そこら辺をやさしい言葉で聞き出して、整理してあげます。意黙ってうなずいている人も内心不満だったりするので、それをすることでチーム内での信頼は上がっていくと思います。

 

f:id:reblog2:20170520123301p:plain

 

【3】話を振る。深堀りし、強みを引き出す

何にも話していない人に話題を振る。これは就活本にも載っているよくあるテクニックですが、話題を振ったことに満足して、適当な相槌うって「なるほど。それでは~」とか「でも私は~」で切り返してしまったら、全く意味ありません
話していない人の意見の本質を引き出してあげましょう。

タイミングとしては、【2】をした後、もしくは議論が膠着したり、話す人が居なくなったタイミングがいいですね。

ライバル増えるだけじゃない?と思うかもしれませんが、チームとしてのアウトプットを最大化するためには必要ですし、その後に協力的になってくれるのでプラス要素の方が大きいと思います。

また個人的には、自分から発言するのが不得意な方の意見はものすごく的を得ていることが多く感じます。自分でも気づけなかったアイデアを持っていたりします。(しばらくの間、客観的に話をきいているからでしょうか?)

発言するのは苦手でも、まとめるのが上手い人もいます。視点が鋭い人もいます。

発言をするのが苦手な分、他の分野で強みを持ってる人だと思うので、その強みを引き出してあげて、チームの成果を最大化しましょう。

 

【4】議論をまとめるタイミングを提示する

GDで一番難しいのは、チームとして完成品(=結論)を創り上げる事です。30分前に会ったばかりの人たちが好き勝手に議論したのを、一つにする。これはものすごく労力が要ります。時間がかかります。

しかし、GDでは往々として軽視され「議論に25分。まとめるのに5分。」みたいなことがあります。正直これではうまくいかないです。発表がグダグダしたモノになります。

そこで、タイミングを促してあげましょう。

僕の場合は制限時間の3分の2が過ぎたら、「そろそろ、まとめていきませんか?」と声をかけています。

1人でまとめようとせず、皆でまとめようとすることで「一体感」を生むことも意識しています。

【5】自分の意見を押し通さないで、アウトプットを完成させる

これは就活本にも書いてあったりすると思いますが、非常に大事です。僕がやらかしてしたのがこれです。

とはいっても議論が白熱したり、どうしても時間がなかったりすると、自分だけでぐいぐい進めたくなりますよね。特に論理性が高い人、無駄が嫌いな人には、現状での最適解が見えているのにチームが前に進まない、そんなもどかしさがあったりすると思います。

ここでポイントです。
結論をまとめないといけないとき、1つだけは他の人の意見を盛り込む。

重要なのは「押し」通さない事です。時にはリーダーシップをとって意見を1つにまとめることは必要と考えています。

ただし、「押し」通した形にならないために、まず他人のアイデアを採用する。そこから自分で論理を組み立て、アウトプットを完成させていきます。

ここで上手くいくかは、【1】~【4】の間で、どれだけ信頼の貯金を増やせたかによります。「この人になら任せてもいいな」と思われるのがベストです。

逆に、自分だけの意見で強引にまとめようとする人がチームにいたら「~さんの意見もいいと思うから入れよう」と自分以外の人の意見をねじ込むようにしています。

どんなに優秀な人でも、大学生1人で考えたアウトプットなんて視野が狭くてつまらないものです。

<ここまでをまとめると>

 ◎【1】~【4】で信頼の貯金をする

【1】自己紹介で味方をつくる。

【2】あえてバトルしない。議論を整理し、。

【3】話せていない人の良さを引き出す。

【4】まとめるタイミングを促す。一体感を生む。

 ◎【5】で信頼の貯金を使う。

【5】周りの意見を取りいれつつ、完成させる。 

 

ここまでの紹介で気付いた人もいると思いますが、優秀な発言者ではなく、話を前に進める人(ファシリテーター)になることを意識改革しました。

ファシリテーション(英: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。

(引用元:ファシリテーション - Wikipedia

ファシリテーションについての本などを読み、GDで実践するようになってからだいぶ変わりましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

GDは運ゲー?どうやって対策すればいいの?

正直、メンバーと合う合わないはあるので、運要素は捨てきれません。(+_+)

あと個人的には男子だけのほうが楽です(笑)男女関係なく「そもそも~」「でも~」ばかり言う奴がいると議論が前に進まなくてイライラします。( ゚Д゚)

しかし、会社に入ってしまえば、そんなこと言ってられません。合わないタイプの人と付き合わないわけにはいきません。どんなに的外れと感じる発言も、無視していればチームの雰囲気が悪くなるでしょう。上司が不勉強で無能な場合もあります。

そんなカオスな環境でより良いアウトプットをする練習になると、僕は考えています。

 

GDはバトルではありません。協力作業です。

GDは議論の結果だけでなく、過程も評価されています。

言い方を変えれば、議論の過程で活躍できなければ、自分の意見がチームとしての結論になっても全く評価されない事も、起こりえます。

チームを動かし、1つの結論を出す。

そのための自分の強みは何か?考えましょう。

僕の場合、ファシリテーションが強みを活かせるフィールドでした。

他にも、どうすれば他のメンバーの強みを引き出せるのか?信頼してもらえるか?合意を形成できるのか?

そこらへんを考えながらGDに挑むと、単なる選考以上に楽しいと思います。

 

 

それでは。

参考になりましたら、ブックマーク等よろしくお願いします。