無力さを知ることが成長につながると信じてみた。
〈はじめに〉
心に刺さる記事を見つけたので紹介させてください。
この記事の中で私が注目したポイントは、「自分の無力さを知る」ということです。
記事内では、学生時代優秀に過ごしていたのに、社会に出てみたら飛び抜けてできることがみつからなくて、自分の進むべき方向に悩んでらっしゃる方の相談を中心に話すが進んでいきます。
〈私の悩み〉
私も学生ながら、これに近い悩みを持っていました。
去年の7月末、最後の企業の最終面接に落ちました。
絶望しました。
それは、そもそも自分に向いている仕事なんてのはないのではないか?
学生時代にバランスよく点数を取る才能はあったが、一つの分野で飛び抜けた経験がない。平凡以下な存在である。
そもそも、今まで学んできたことが意味ないのではないか?
ルールを守って、良い人であったのにそれが社会では役に立たない。
営業するにあたっては、正義感は邪魔になるとまで言われている。
正しいことがあると信じてきたのに、社会は無秩序で適当さ、人を騙すタフさを持ってい人が成功していく。
なんのために生きてきたのか。今までの人生はなんだったのか。
このように、「自分の無力さ」を知り、自分の人生に否定的になりました。
人に迷惑をかけまくって生きていく。
相手のことなど気にせず、とにかく売りまくる。
そういうことができればどんなに楽か、そうは思う事はありました。
しかし僕は生き方を変えたいとは思いませんでした。
そういう性格だからです。
人は騙したくないし、傷つけたくもない。
世界に正しさなどないが、自分の中の正しさは明確にある。それに反して生きていこうとは思わない。
しかし、そんな理想ばかりの考え方では、現実は上手くいかない。
現状ひどいものではないか。
では、どうすれば良いのか?
2018卒に向けての活動を始めた頃も、このようなもどかしい思いを持っていました。
〈ある言葉との出会い〉
そんなことを考えていたら、ある人に言われたことがあります。
「迷惑をかけることを怖がっていないかい?生きているだけで、誰かに迷惑はかけているんだよ。それは親であったり、友人であったりするが、なかなか自分では気づかない。
なぜなら、その人たちは心から嫌がってはいないからではなかろうか。君のためを思えば、迷惑をかけられるのなど、平気なのだろう。
生きていれば知らないうちに迷惑はかけてしまうものだ。それを減らそうとするのではなく、迷惑をかけた何倍も恩を返せる人間になっていこうとする方が、魅力的ではないかな。」
この言葉を聞いて、僕は涙を落としました。
そしてこう考えました。
===
人を傷つけることはしたくない。
それは譲れない。
人を救いたい。
こんな自分でさえ、生かしてくれた社会に感謝している。
親に、友人に感謝している。
絶対に一人では生きてこれなかった。
支えられて生きてきた。
恩返しがしたい。
人を救いたい。
ここで終わりたくない。
与えられたまま死にたくない。
迷惑をかけたまま終われない。
そのために生きる。
===
そんな思いが生まれ、就活で無力さを知り絶望していた僕を、突き動かしてくれました。
〈生き方は曲げない〉
結果として、2回目の就活も上手くいかないことも多いですが、後悔だけは全くしていません。
反省は毎日あります。
欠点ばかりの人間です。
それでも、恩返しができる人間になるため生きていこうとしています。
そのためにも、紹介した記事にもあるように、若いうちに仕事をえり好みすることはしないようにしたいと思います。
現実を見て、やる仕事や属する部署は自分を一番には選びません。
しかし、生き方は選びます。
生き方だけは絶対に曲げない。
どんな危機がやってこようとも、果てしない挫折をしようとも「人を救う。社会に恩返しをする。」というスタンスは曲げないで生きていきます。
〈まとめ〉
就職活動で悩みを抱えている人は、まず今回紹介した記事を呼んでほしい。
「何をやっても自分は平均点くらい」と気づいてしまった人は、次どういう仕事をすればいいのか。 | Books&Apps
どんな感想を持ったでしょうか。人によって導き出す結論は違うと思います。
今は就活生としてたくさん悩んでいますが、就職して社会人になっても悩みは消えないらしいです。自分について分からないらしいです。
それは、はっきりしています。
私にも記事を読んで伝えたいことはたくさんあります。
しかし、あえて「絶対こうだよね!」とか「こうすべき!」とかは言いません。
なぜなら、「価値観」に関してはそれぞれで正しさがあるからです。私の考え方や価値観を、ご自分の感性で解釈してくれたらなと思います。
私は記事内で言われている、報われなくてもやれるだけやりたいタイプです。
その生きた方を選ぶのが幸福かどうかは個人によるものなのです。
諦めて自分のフィールドで生きる方が幸せな時期が、僕にも来るかもしれません。
代わりに、1つだけ記事の中からピックアップしてお伝えしたいと思います。
しかし、これらの経験は「自分は無力だ」と知る苦痛を伴う一方で、実はむしろ、極めてポジティブな出来事であると私は考えています。
なぜなら、「自分」「家族」「友人関係」という狭い空間での幼い万能感を捨て、
広い社会で、現実に自分ができることから対処するのが「大人」だからです。
自分の無力さを知ることは、大人になる第一歩です。
だから、メッセージを頂いた方へは、「ようこそ、大人の世界へ。」と申し上げたい。心から、おめでとうございますと言いたい。
就職活動を通じて「自分の無力さ」を21〜22歳で経験できたのは、人生にとって必ずプラスになります。
30、40、50で無力さを感じるよりも、変化を起こせる可能性に満ちています。
これまでを受け止め、反省し、これからどうしていくか考える。
これは私も続けていきたいと思います。
長くなりましたが、それでは。