してみたブログ

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【毎日更新】人生2回目の就職活動を謳歌している私が「してみたこと」「感じた事」「伝えたい事」を独自の視点で、勝手に、わがままに語っていきます。

あなたは卵か、大きな鳥か。 【内定者への暴言流出問題】

はじめに

先日あった内定者に対しての暴言流出についての取材が、テレビで流れていました。

研修でトラブルになり、その発言が録音されSNS上に流れたそうです。

あえて元のニュースは載せません。自分の目で見て、ニュートラルに感想をもって下さい。

 

感じた事と私の見解

内定者、企業側(社長・専務)の両者の主張が流されました。その後、社員の証言があり、暴言があったのは事実でした。

このニュースが流された後、コメンテーターからこのような発言がありました。

 

企業人同士の会話ではない。

両者悪いところもある。

 

これに対して。ものすごい違和感を感じた。

 それって自分が力を持っている人間だから言えることですよね!

 

内定者と役員。

明らかに権力の差がある。

 

同じ言葉で語り合った時、結果的に負けてしまうのは内定者です。

内定者はリスクを取って同じ言葉で語っているんです。

心を震わせて内定取り消しの恐怖に対抗するほど、怒りが湧いてきたということです。

 

対して相手の役員は何のリスクも背負っていません。

自分の立場でやめさせらることはない。これは正しい指導だ。教育だ。

そんなことを考えて、同じ言葉で語り合っているんです。

 

同じような幼稚な言葉の会話であったとしても、それをしてしまうまでのアプローチが両者で全然違います。

 

コメンテーターの方自体は好きですし、苦しい場面を乗り越えて生き残ってきた大人の方には、そういう見方になってしょうがないです。

 

でも、暴言の受け手はそんな強い人間ではないです。

内定者です。                                 企業人としては卵です。大きな鳥に踏みつぶされれば、すぐ砕け散ります。

卵と大きな鳥で踏みつぶしあいをしているのを、幼稚である・両者が悪いとの言葉で片づけていいのでしょうか。

 

学生は甘い部分もあります。もしかしたら、生意気な点もあったのかもしれません。言われたことを完ぺきにこなせない内定者側にも、改善すべきこともあったのでしょう。しかし、それらの出来損ないな部分を含めて、これから育てていくのが新卒採用をしていく側の心意気ではないでしょうか。それを投げ捨てて、否定の烙印を押し、暴言を吐くのは僕は間違っていると思います。

 

もう一人のコメンテーターの方は「死ね」のような言葉を使うのは悪質なパワハラであると発言していました。

弱い立場に寄り添ってくれるのは嬉しいと思いました。

 

でも、ニュースをみた僕からしたらパワハラであるかどうかなど、正直どうでも良いです。そこが議論されるポイントではないと思います。

パワハラでなくたってこんなことは許されるべきではない。

なくすために、どうするか。おきてしまった時にどう対処するか。内定者側に防御策はないのか。

ここが叫ばれ、議論されるのが本質的ではないのかなと思いました。

 

最後に

暴言を吐いていたとされる専務は、これからも変わらぬポジションで続けられるそうです。控え目に言っても、これまでのスタンスを変える様子は見当たりませんでした。

社長も「この人のキャラクターである。」のような発言をし、肯定していました。

 

これをどう感じるかは、自由です。皆さんはどうですか?

私は1人の弱き学生として怒りを感じて、この記事を書きました。

それでは。