最後の決め手はなんですか。内定先選択の決断。
結局最後の決め手は何なの?
就職活動ではよく聞かれます。
その時は受けの良さそうなことを吐いたのですが、実際自分ごとで考えてい見ると、非常に悩ましい問題です。
そこで、いろんな選択肢を考えてみました。
【1】社長
取締役も含めて考えています。
何でもやってみる攻めの気持ちが強い社長がいいか、守って手堅くいくタイプが良いか。距離が近く親しみやすいか。ワンマン(カリスマ)か。
自分の働くスタンスが評価されやすいとこに行くのは、給与やストレス面からも大事だと思います。
【2】同僚
言い換えると、先輩です。
取締役や社長に似ているかもしれませんが、雇用体系もモチベーションも違います。
究極的に言うと、良い給料をもらうために働いています。
話していて違和感ないか、尊敬できるか。
趣味が近い人が近くにいるのがベスト!みたいな人もいるのかもしれません。
毎日同じ空間で働くので、非常に大事だと私は考えています。
【3】理念
「会社が目指すあるべき姿」みたいなものです。
有名なのではサイバーエージェントの「21世紀を代表する会社をつくる」やソフトバンクの「情報革命で人々を幸せに」等があります。
これに対しての本気度が高いのが個人的には好きです。
形だけでも良い人もいれば、自分の人生観とマッチしていたい人もいます。
「自分たちがこうなる」「世の中をこう変えていく!」とか方向性もたくさんあるので、困ります。
長いくせに意味が分かりにくいのは、危険かなと個人的に思います。
【4】する仕事
採用法によってはどこに行くか分からないパターンと「これで雇うよ」と確約されるパターンがあると思います。
営業がやりたいのか。プログラマーがいいのか。他の要素がマッチしている会社に入るとしてもこれが違えば、嫌になることもあるでしょう。
全員を希望どうりとばかりはいかないですが、自分が働く中で職種がどれだけのウェイトを占めているのか考えるのは必要でしょう。
【5】提供する価値・対象
会社である限り、「誰か」に「何か」を売ることが企業活動の本質であると思います。
誰に価値提供したいですか。
近所の人ですか。貧しい国の人ですか。
消費者ですか。働いてる人ですか。
金持ちですか。生きることに困っている人ですか。弱者ですか。革命家ですか。
何を提供したいですか
お金ですか。時間ですか。
安心感ですか。健康ですか。便利さですか。
これがずれていると、会社がしていることに不満やストレスを感じることも増えると考えます。自分の過去と人生観を振り返り、自分の人生にとって価値があるのはどれか、考えるようにしています。
【6】営業成績(売り上げ・利益・成長率)
売上等の数字を見る場合、単年度ではなく過去からの推移をみるようにしています。
どのスピードで成長しているのか。へこんでいる時期はいつか。
また、売り上げは上がっているけど、利益は下がっている(=利益率が低くて、売れば売るほど苦しい状況)みたいなこともあったりするので、複数の数字を絡めてみるように気を付けます。
同業界内での選択を悩んでいるのであれば、商売相手やシェア率を判断材料にするのもありだとは思います。
この営業成績の指標は、給与の良さや上がり幅にも影響します。
【7】直感
これはあります。
何か分からないけど、この会社好き!
面接中の印象よかった。1番にもらった。1番印象に残っている。
このような感情に左右されるのはリスクがあると、基本的に僕は考えています。
(過去記事参照: )
しかし、自分の選択への納得感を生むのは自分の直感が1番であると思います。
【1】~【6】の数字や言葉で探れる要件は受け身で一時的な指標ですが、直感は今まで生きてきた20年間の積み重ねが瞬間的に発揮された自発的な指標であると言えます。
「今まで直感を信じて、選択を正解にしてきた。後悔していない。」
そんな方は1つの選択として、直感を信じるのもありかもしれません。
まとめ
「正解を選ぶのではない、選んだことを正解にするのだ。」
よく企業の人事が口にする言葉です。
これは、能力もあって自社にマッチしており、絶対活躍すると思い採用した人材が、入社後に伸び悩んで辞めてしまったのを見てきた経験が沢山あるからだと思います。
入っただけで会社に貢献できる人間などいないですし、会社に毎朝いくだけで幸せになれる人もいません。
その会社で結果を残したり、良好な人間関係を築くことで初めて満足や幸せが生まれるのだと、思います。
そこにたどり着く過程には、困難や挫折が待っているでしょう。
それを乗り越える覚悟をもつのに必然な要素。これだけあれば挫折にも立ち向かえると思える譲れないポイント。これらを考えて、最後の選択をするのはいかがでしょうか。
それでは。